多様な人たちが働ける場所を作ります
私たちキツ商会は創業時に3つの誓いを立てました。
1.わらの加工を障がい者授産所に委託します。
2.ゆくゆくは就労継続支援施設A型を設立します。
3.雇用創生に取り組み、地元の若者を雇用します。
大屋納豆はすべて手作業でつくるため、多くの人の手をお借りする必要があります。 私たちは、これを単なる製造コストではない、多くの人に生業を生み出す仕組みだと考えました。
この伝統食品の復活と製造を柱として、障がいのある方もふくめたすべての人が、平等にディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)を実現できる社会を作りたい。
それによって地域の活性を実現したいという思いからこの事業はスタートしました。
1.わらの加工を障がい者授産所に委託します。
という1つ目の誓いは実現しつつあります。
工業製品のように多量生産はできませんが、現在、納豆用のわらの加工はすべて障がい者の方が働く施設にお願いしております。
皆様がお買い求めいただいた大屋納豆の売り上げの一部は、障がい者の方の仕事づくりに役立っているのです。
私たちは次の段階に取り組むことにしました。
2.就労継続支援施設A型を設立します。
これが2つ目の誓いです。
小さく資金もかぎられている私たちには難しい目標です。
福祉の就労施設で働く方々の平均給与は月1万5千円程度。
これを改善すべく、自ら障がい者就労施設を立ち上げることで、大屋納豆の販売や、その方の特性に合った生業づくりを通じて、障がい者の方々の収入改善を実現します。
そして最後の3つ目の誓い
3.雇用創生に取り組み、地元の若者を雇用します。。
これもこの施設の設立によって実現します。
地域で暮らすという選択ができる若者を増やしたい
多くの地域が、若者の流出に頭を抱えており、 ここ秋田県でも、2045年に県内の人口が41%減少すると予測されています。
もっと多様で「ワクワク」できる仕事を地方にも増やしたい。
ワクワクとは、夢中になれる楽しさ。 そんな仕事があれば、地域で暮らす選択をする若者が増えるはずです。
私たちの作りたい施設では支援する職員の給与は国の支援費で賄います。
そして職員には福祉経験者はもちろん、ECショップ運営などのITに興味のある若者も雇用します。
障がい者の方が稼げる生業づくりは困難を伴い、限られた能力を用いてお金を稼ぐためには、斬新な発想と試行錯誤が不可欠です。
これは若者が将来地域で起業するための実践的な訓練になります。
若者が地方で暮らしながら、将来は地元で起業したり、ITを活用してお金を得る力が身につく職場が地域にできるのです。
私たちは新たな挑戦を始めています。
この2つ目以降の誓いを実現するべく、私たちは施設の設立に向けて動いております。
設立場所は横手市内を想定し、市の担当部署と事前の打ち合わせを開始しております。
難しい事業であると覚悟していますが、必ずや実現に向けて頑張ります。
この場をお借りして御礼を申し上げます。
日頃より応援してくださっている皆様には厚く御礼を申し上げます。
今後ともご助力のほどよろしくお願い申し上げます。