キツ商会は「経済格差を減らし、働きがいのある環境」を目指します。
SDGsへの取り組み
SDGs(エスディージーズ)とは… Sustainable Development Goalsの略。2015年9月の国連サミットで合意された国際社会共有の目標で、主に17の目標と169のターゲットから成ります。
持続可能な開発目標・SDGsの目標8には「働きがいも経済成長も」という項目が定められています。 それはすべての人が平等にディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)を実現すること。 誰でも収入や就業機会に恵まれる社会を推進するという目標です。 大屋納豆は収入やその他の不平等を打開すべく、雇用や地域創生にまつわる3つの宣言をします。
<大屋納豆の宣言>
1.わらの加工を障がい者授産所に委託します。
2.ゆくゆくは就労継続支援施設A型を設立します。
3.雇用創生に取り組み、地元の若者を雇用します。
大屋納豆をつくるためには、多くの人の手をお借りする必要があります。 収穫した稲をはぜかけして収集するのも、わらを一本ずつ選別して加工するのも、すべて手作業。 私たちは、これを単なる製造コストではなく、多くの人に生業を生み出す仕組みだと考えました。 そこには、ハンディを持つ人が活躍できる場が生まれるのではないかと。
1.
障がい者や高齢者の方に作業をお願いする
大屋納豆をつくっているのは小さな工場です。そして、納豆に使うわらの加工は障がい者の授産所にお願いしています。 こうすることで、障がい者の方たちの収入の支えになれるでしょう。 また高齢者の方には内職として作業をお願いすると、社会とのつながりが生まれます。
2.
障がい者就労施設を立ち上げ、雇用をつくる
将来的に施設を立ち上げることで、ハンディを持つ方を雇用でき、経済的な自立の一助となることができます。 福祉の就労施設で働く方々の平均給与は月1万5千円程度。生活保護以下の金額です。 そこで私たちは月8万円以上の給与が出せる仕組みを作ることにしました。 この施設では障がい者の方々の給与を大屋納豆の販売によって生み出します。 この仕組みによって、経済格差を減らすことができるでしょう。
3.
地域で暮らすという選択ができる若者を増やしたい
多くの地域が、若者の流出に頭を抱えています。 どうしたら地方で生活しようという若者が増えるのでしょうか。 ここ秋田県でも、2045年に県内の人口が41%減少すると予測されています。 もっと多様で「ワクワク」できる仕事を地方にも増やしたい。 ワクワクとは、夢中になれる楽しさ。 そんな仕事があれば、地域で暮らす選択をする若者が増えるはずです。
私たちのつくりたい施設では支援する職員の給与は国の支援費で賄います。 そして職員には福祉経験者はもちろん、ECショップ運営などのITに興味のある若者も雇用します。 若者が楽しく働ける場が生まれ、地方で暮らしながらITを活用してお金を得る力も身につけられるでしょう。
私たちは、大屋納豆の製造を通して、地域のすべての方が活躍できる生業を生み出します。
そして若者の流出を防ぎ、地域おこしにつなげます。